SNSなどでよく見かけるフロート階段。近年、エクステリアで注目を集めている階段のデザインです。おしゃれな外構を演出することができ、アプローチでよく使用されています。今回はガーデンプラットに掲載されているフロート階段の施工例とともにフロート階段の魅力を紹介します。
フロート階段とは
フロート階段は、階段の立ち上がりより踏面が出ている構造で1段1段浮いているように見える階段です。「浮き階段」や「フローティングステップ」と呼ばれることもあります。
踏面が出ていることにより、蹴込み(けこみ)と呼ばれる空間ができます。この蹴込みが立体感を生み出し、スタイリッシュでおしゃれな階段を演出してくれます。蹴込み部分にラインライトを取り付けると高級感があり、夜でもおしゃれで美しい演出が可能です。
フロート階段におすすめの素材
階段に使う素材は様々で、コンクリートやタイルなどがよく使用されます。フロート階段は構造上、負荷がかかることがありますが、コンクリートは強度があるので素材として優れています。また、タイルを使用する場合は滑りにくい素材選びが重要です。雨や雪が降ったときに滑りやすくなっているとケガをしてしまいます。そして腐食や劣化に強い素材を選ぶようにしましょう。
フロート階段の注意点
フロート階段はおしゃれですが、踏面が出ているため、蹴込み部分にゴミが溜まりやすいです。美しさを保つためには定期的な掃除が必要です。また、施工費用が通常の階段工事に比べて価格が高くなります。そしてフロート階段に限った話ではありませんが、蹴上の高さは途中で変えず、全て統一するようにしましょう。高さが違う階段は躓きやすくなります。
フロート階段を使用した施工例
画像引用元:外部空間デザイン・グラン株式会社
こちらはモルタルを使ったフロート階段の施工写真です。この写真からだと見えづらいですが蹴込み部分や階段横に植栽が施されています。緑が差し色となって映え、美しい仕上がりになっていますね。フロート階段がつくる陰影で奥行き感もあり素敵です。
画像引用元:L.I.M inc
こちらの施工写真は階段まわりに石を敷き詰め、周りには植栽が施されています。石があるので蹴込み板が見えず、本当に浮いているかのような見栄えです。建物とも調和されており、自然豊かでモダンな雰囲気が演出されています。
画像引用元:株式会社 風知蒼
こちらは蹴込み部分に照明が取り付けされている施工写真です。夜間では照明が足元を照らしてくれるので、ライトアップの演出だけでなく、安全面も考慮されています。夜も家に帰るのが楽しみになりそうなデザインですね。
画像引用元:(株)G-comfort
こちらは1段目と2段目のみフロート階段になっている施工写真です。全てをフロート階段にせず、数段のみフロート階段にすることもできます。デザインにもよりますが、費用面が気になる方は数段のみフロート階段にしてもよさそうです。
フロート階段の施工例はいかがでしたか?どの施工例も建物や石・植栽などの自然と調和して素敵な施工例ばかりでした。おしゃれな外構にする一つの方法としてフロート階段は有効であると改めて実感しました。気になった方は是非ガーデンプラットでお近くの施工店や門まわりの施工例を探してみてください。
ライター:Naaya