「茶室に面した砂利敷きの通路をリフォームしたい！」というご相談をいただき、竹垣フェンスや庭石、植栽で構成した純和風の坪庭をご提案しました！
お客様が大切にされている御影石のカッパの置物を飾れる台座がほしいとのご要望もあり、庭石を組み合わせて台座のスペースを確保しました。

通路に元々使われていた砂利や庭石、水鉢を利用しながら、窓から見える景色を第一に考えて、窓前に集中的に景石や石組、青竹などを配置しました。坪庭全体に要素を構成するのではなく、コントラストをつくることで、日本庭園らしい美しい趣が生まれます。
足元にはタマリュウを植えて、お庭に彩りをつくります。砂利や庭石で境界をつくることで、植栽の生えすぎを防ぎます。

完成後に早速、カッパの置物を飾っていただきました！大切にされているこだわりの置物だそうで、坪庭ともしっかりマッチしています♪
置物の台座は、既存の庭石を使っており、奥の立石には人工石を配置しています。高さが70cmほどあり、手仕上げの自然な表情が美しく、耐候性に優れたFRP製です。

落ち着いた空間を演出するために、外からの目線を遮る人工竹垣を設置しました。竹垣にすることで純和風の坪庭の雰囲気を損ないません。
竹垣の高さは2.2mもあり、室内から外を眺めるときや、隣家からの視線をカットでき、プライバシーに配慮した空間になりました。