建物移転に伴うお庭全体の完全リニューアルです。
既存樹木の根回しに始まり⇒お庭の樹木・石・灯篭等の撤去・保管・仮植⇒庭園作庭という流れで、設計から完成までに約2年の歳月を要したお庭です。

外壁：昔ながらの重厚感にこだわり、最下部には御影石の土台を配置し、上部には瓦葺の構造を採用してます。
門～玄関：門から玄関への道は大判板石（自然石）を直線的に配置することによる奥行き感や訪問される方へ厳粛感を持って頂くイメージでデザインしました。
主庭：施主様の思い出が沢山詰まった、既存石・既存木を大切に移設・移植しポイントを作り、全体的なバランスをとっています。
門から玄関へと続く直線的なイメージを違和感なく変貌させ、曲線主体の滝流れと枯淡な枯山水を表現しました。植栽は、こだわりの材料を「形式」にこだわらず、必要なものを必要なだけ配置し、空間の静寂さを感じることができる配植を心がけました。


《種別》和風庭園
《テーマ》懐かしい・侘び寂び・心空間
《スタイル》クローズ・日本庭園・枯山水・茶庭・坪庭・露地・裏庭
《仕様》門柱・塗壁・外壁・自然石貼り・瓦葺・景石・敷き石・つくばい・竹垣・灯篭・延段・ごろた石・池・流れ・滝・仕立物・段物