昨今、インターネットが普及し、ネット通販の利用者が増えましたが、共働きなどで日中は不在にする家が多く、再配達が社会問題になっています。再配達は、配送トラックのCO2排出による環境汚染に繋がるので、環境のためにも削減したいところです。
私の実家は二世帯住宅なので、不在時は祖父母の家へ配達をしてもらいますが、それができるのは顔見知りの業者だけ。そして祖父母も不在にしている日があるので、不在票が投函されることもあります。
そんな実家では、現在、宅配ボックスを置こうかと検討中です。宅配ポストには、いろんなタイプのものがあるので、どのタイプにしようか迷うところです。今回は宅配ボックスの特長について紹介します。
宅配ボックスタイプ
宅配ボックスタイプは、宅配ボックスのみのシンプルなタイプの商品で、簡易的に設置できるものが多いです。簡易的なタイプは、クーラーボックスのようなタイプのものであったり、バッグのような形状のものがあったりします。なかには、使用しないときに折りたためるタイプのものもあります。また簡易的なタイプは安価なものが多く、3,000円前後から用意することができます。
ただし、簡易的な分、耐久性やセキュリティ面には少し不安があります。ものによっては、ワイヤーなどで固定するなどの対策が必要です。また、置く場所や見た目によっては宅配ボックスと気づかれにくく、不在票を入れられてしまうことがあるので配置する場所に注意が必要です。
こちらの宅配ボックスは、後付け用の宅配ポストです。接着固定ができるタイプなので、飛ばされることもなく、耐久性やセキュリティ面も問題なさそうです。ワイヤーなどの見た目が気になる方は、接着固定ができるタイプの方が向いています。
一体型タイプ
一体型タイプは、宅配ボックスだけでなく、郵便ポストとセットになっていたり、なかには表札やインターホンとセットになっていたりするものがあります。
こちらは、表札、インターホン、ポスト、宅配ボックスがセットになっているものです。全てがセットになっているので、見た目がすっきりするだけでなく、外観に合わせて選ぶことで一体感が出ます。
高性能な商品の場合は、スマートフォンで宅配ポストの解錠や複数の荷物の受け取りができたり、投函や取り出しの様子がリアルタイムで見られたりします。そのような商品では、コロナ禍で人との接触を避けたいときでも安心して使うことができます。
多機能なものは、その分お値段は張ってしまいますが各メーカーから様々な宅配ポストが販売されています。
こちらは、ネット通販で購入ができる商品で、郵便ポストと宅配ボックスが一体になっています。工事が不要な商品なので金額も抑えられ、約1万円~で設置することができます。
ビルトインタイプ
ビルトインタイプは門塀や家の外壁に取り付けができるタイプのものです。外壁に取り付けた場合は、家の中で受け取ることができるので、買い物などで荷物が多いときでも再び外に出る必要がなく、楽に受け取りができます。ただし、取り付けができない場合もあるので住宅の設計段階で段階で設計士さんに相談が必要です。
こちらの宅配ボックスは、戸建住宅用の宅配ポストで、外壁に設置されています。ドアの色と調和していて、統一感があり、見た目もすっきりしています。荷物を室内から取り出すときには、かがむ必要がないので、重い荷物も楽に受け取れそうです。
宅配ボックス導入助成事業
自治体によっては、非接触、環境の配慮などを目的とした、宅配ボックス導入助成事業を導入しているところがあります。補助金制度の有無は、自治体のホームページで確認ができます。
残念ながら、私の実家の自治体では、宅配ボックス導入助成事業をやっていませんでした。宅配ボックス導入助成事業をやっているエリアにお住まいの方がうらやましいです!