今年は暖冬で降雪は例年に比べ少ないようですが気候変動の影響で、雪国でなくても大雪に見舞われることの多い昨今。中でも怖いのは、地面が凍ってしまって転んでけがをしてしまうこと。もちろん凍結ではなく雨で地面が濡れても転びやすくなります。私は半年ほど前に雨で濡れた路面で転んで、足を骨折しました。つるっと滑って。ほんとに「あっ」という間の一瞬のできごとで、受け身も取れず(泣)完治まで一か月以上かかりました…。
そんな苦い経験から…凍結や濡れた時のスリップに備え、できる対策「アンチスリップ塗料」をご紹介します。
アンチスリップ塗料とは
アンチスリップ塗料は、滑りにくい表面を作り出し歩行者や車両の安全性を確保する効果があります。凍結防止対策として外構に取り入れることがおすすめ。特に雪の多い地域では、庭や通路の凍結による事故を防ぐために重要な役割を果たします。刷毛で塗布するペイントタイプやスプレータイプなど様々な種類が販売されています。
画像引用元:NIPPEHOME
耐久性、対候性があり雨や雪の悪影響からガード
様々な種類がありますが、一般的にはシリコン系やポリウレタン系の塗料が使用されます。これらの塗料は、耐久性があり長期間にわたって効果を保つことができます。また耐候性も高いため、雨や雪の影響を受けにくく効果が持続します。
アンチスリップ塗料を塗布する際には、専門の業者に依頼することをおすすめします。
スプレータイプなど気軽に塗布できるものも販売されていますが、塗布する箇所によって合う塗料の選定には専門知識が必要です。正しく施工しないと効果が得られない場合があります。塗料の耐久性や効果を保つために、定期的な点検や補修などの定期メンテナンスが必要です。
ですが、とりあえず自分で!という場合はタイル用や木材用など素材や用途に合わせて種類を選びましょう。
塗布しておいた方がいい箇所
アンチスリップ塗料は、階段や手すり・スロープなど段差がある箇所と、駐車場や駐輪場~アプローチ、玄関ポーチ、つまり、荷物などを持つため手がふさがった状態で歩く導線上に塗布するのがおすすめです。特に、高齢者や子供が多く利用する場所ではより一層の注意が必要です。滑りにくい表面を作ることで、誰もが安全に利用できる環境を整えましょう。
アンチスリップ塗料を使ってすぐそばにある危機を回避し、安全で快適な環境を作りましょう。