朝晩めっきり寒くなりました。騒がしかった虫達の声に変わって、ヒヨドリやムクドリ達の元気すぎる声で騒がしいくらいです。
先日までのさばらせておいた巨大アシタバを撤去し、あとは完全に葉の落ちたシソを片付ければ、おおよそ夏野菜の片付けも終了といった所です。ここ最近は蚊に襲われることもなく、汗だくになることもなく庭作業が出来るようになってので、個人的にはとても嬉しいのですが、唯一あらゆる所に張られた巨大クモの巣に必ずと言って良い程引っかかり、その度に少しへこみます。
虫達がだいぶ少なくなったかのように見えますが、よく見ると庭のあちらこちらで彼らの違う姿を発見します。
夏の間向かう所敵なしであったカマキリの雌は、過去の獰猛さが嘘のように消え、大きなお腹をかかえてのそりのそりと動いては日だまりにじーっとしています。きっと最後の力を振り絞って産卵場所を探しているのでしょうね。ガンバレ!カマキリ!!
しかしがんばってほしくない輩も来年の春に向けて準備し始めているようです。至る所にイラガの繭を見つけては、近々捕獲しようと企んでいる私です。
だいぶ淋しくなった庭でも、いつのまにかサフランが咲き始めていました。
他の球根達に先駆けて秋に咲くこの球根は「見ても美しく、食べるのも楽しめる」のがいいですね。さっそく中央の赤いめしべをそっと引き抜きます。これからまだまだ他のサフランも咲きそうなので、全部取れたら是非パエリアに挑戦したいなあと希望が膨らみつつ、順次収穫しては乾燥しています。
それにしてもこのわずかな収穫量。どれだけ集めれば小さな1瓶が一杯になるのでしょうか。気が遠くなりそうです。
来春用にグリンピースを植え込んだら、あたたかいミルクティー片手に一休憩。見るとお隣のクロガネモチが既に赤い実をたわわにつけていました。いよいよ寒い冬がやってくるようです。