気付けばもう12月。私の住む房総地区は比較的暖かいせいか、12月始めが紅葉の見頃です。林道に車を走らせれば色付いた木々の合間に、オレンジ色の烏瓜や、かわいいピンクのマユミ、紫色のコムラサキシキブなどたくさんの実を見かけます。
そしてまだ山に食べ物がたくさんあるせいか、野鳥達も住宅地に頻繁には出没していません。寒さが増した事により害虫も減り、そしてまだ天敵ヒヨドリに畑を荒らされる事もない今の時期は、放っておいても綺麗なレタスや葉もの野菜がすくすく育ちます。嬉しい限りです。
しかし、鳥被害は時間の問題のような気もします。大切なキャベツやブロッコリーを守る為にも早めにテグスを張る等対策しなくては・・・と思っています。
そして、12月の本格的なシーズンを前に、冬の定番ポインセチアの農家さんを訪ねました。
赤はもちろんピンクや白やオレンジや濃い赤紫、霜降り模様や斑入りなど様々な種類があってびっくりです。
クリスマスの印象が強いせいかヨーロッパの植物のイメージですが、もとはメキシコの海岸部に近いエリアに生えていた植物。
現地では垣根を越えて大きな灌木のように生長したポインセチアを見る事が出来るそうです。
オーストラリアの庭で育ててらっしゃる方の写真を見た事がありますが、ゆうに人のサイズを越えた、かなり大きな姿でした。
メキシコ現地のものは、鉢植えのものよりも少し葉が細く長い印象があります。
先日訪れた友人宅の植物コレクションに、原種のシクラメンがありました。
よく見るとくるくると中心部に丸まった茎の塊があります。聞くとこれこそが、このシクラメンの語源にもなった特長だとか。
ちなみに、原種は秋咲き、冬咲き、春咲きなどいくつもの種類があるそうで、今日の園芸品種として店頭に並んでいる品種の元祖は、そのうちのペルシカムだそうです。勉強になりました!
いよいよ寒くなり外に出るのが億劫な季節になってきました。
野菜達に寒さよけの養生を施し、クンシランやゼラニュームなど寒さに弱い植物にビニールを掛け簡易温室を作ったら、あとはシクラメンやポインセチアなどの室内園芸を存分に楽しみます。
「水やりは乾いたらたっぷり」が合い言葉。クリスマスを存分に楽しんだ後は、正月飾りの準備です。