気付けばずいぶんと涼しくなりました。季節の変わり目があまりに劇的すぎるので、今年はついていくのにやっとな感じです。何着ようかな、などと戸惑っているのは人間だけか、植物達はたっぷり降った雨と涼しくなった環境を待ってましたとばかりに少しイキイキしているようです。
先日久しぶりに北海道へ足を運びました。高速道路脇の法面には見慣れた黄色のセイタカアワダチソウ、それから薄紫のユウゼンギクでしょうか?秋風に揺られてとってもきれい。しかし、むずむずハックショーーーン!!やはり私のアレルギーはこのセイタカアワダチソウが元凶でしょうか?でも大量の黄色と紫の織りなす景色は、それはそれでなかなか良いものです。 秋のガーデンで大活躍なのも、菊の類い。北海道の庭の中にはそろそろ冬に向けて閉園する所もあるようですが、今が菊達の最盛期といった所です。各地でこれから色々な菊まつりも開催されます。毎年千葉の民族博物館で開催されている古典菊の展示を楽しみにしている私です。
夏の終わりに手に入れた我が家のコルチカムがこの涼しさを感じてか、にょきにょきと元気よく成長し始ました。でも北海道ではすでに今が満開。やはり涼しさが違います。今年の私のチャレンジは、コルチカムのほっとけ栽培。いつかやろうと思って、なかなかトライ出来なかったので、今年こそはと放置に挑戦。今の所元気に芽を伸ばしています。
今年の夏は猛暑が続いたせいかシソの生長があまり良くなく、葉も小さく半ば諦めていたのですが、ここへ来て元気に勢いを増して来ました。この時期一番の楽しみは、『穂紫蘇』。上がり始めの軟らかな穂は天ぷらに、すこし成長してそれぞれの穂がしっかりして来たら、しごいて肉味噌炒めの中に。でもまだまだと放置しすぎると、いつの間にか種が黒くなり実が固くなるから注意です。とりあえず、今日の所は天ぷらかしら!?
満開にさいたカクトラノオにアゲハチョウや、スカシバ達がせっせと蜜を吸いにやって来ます。見上げるとそこら中に絡みついたトケイソウと藤のつる。道路の電信柱にまで手を伸ばし始めました。夏にきれいな花を見せていてくれたケイトウは立枯れて、すでにその美しい姿は見る影もありません。先日の強い雨風で倒されたまま咲いている銀葉のヒマワリもこのままだとちょっとかわいそう。まだまだ暑いとしばらく庭に出ていなかったツケがまわってきたのか、我が家の庭でやらなければならない事は山積み状態のようです。