気付けば庭の虫達もとんと見かけなくなり、代わって鳥達の鳴き声をよく聞くようになりました。我が家のナンテンも例年のごとくしっかりたくさん実をつけ今が一番きれいな時です。実が一部なくなっている所を見ると、すでに鳥さん達が食べに来ている模様です。人気のナンテンに比べると、いつまでも実を付けているピラカンサスはあまり美味しくないのでしょうか?いよいよ周りに食べるものがなくなると鳥が集まるクロガネモチもさして美味しい訳ではないけれども・・・くらいのお味なのでしょうか?見た目はとても美味しそうなだけに、毎年気になる所です。
ところで、虫を見かけなくなったと書きましたが、まったくいなくなった訳ではありません。ある者は枯れ葉の陰に、またあるものは繭になって、またある者は次の世代に卵として託してなど姿は色々ですが、翌春に向けての待機の季節になったとでもいいましょうか?我が家ではテントウ虫ハウスが、きっと彼らの温かいお宿になってくれる事を期待するだけです。同じく集団で身を寄せあって越冬するあの臭いカメムシだけはここで越冬して欲しくないと強く願う庭の主なのでした。
年末に贈呈用として頂いたり、また送ったりする事も多いシクラメン。実は色々な咲き方、色の入り方、香りのするものやミニタイプなど、姿、色、花形から咲き方に至るまで、本当に様々な品種を見る事ができます。我が家では、先日友人から頂いたヴィクトリア系シクラメン「ピエーノローザ」とすでに先月から我が家のテラスで元気よく咲いているミニ八重シクラメン「チモ」が淋しいテラスに彩りを添えています。
寒々しい庭の景色に相反して、シクラメンや室内に取り込んだリーガスベコニア、小さな胡蝶蘭やミニ観葉植物などで我が家の窓辺はいつになく賑やかです。暖房などで乾燥しがちな室内の植物には、適宜霧吹きなどでケアしてあげています。という自分の指はすでにひび割れが・・・。自分の保湿も考えてあげなければと反省する私でした。