新しい一年が始まりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
お正月の大イベントが過ぎる頃、一年のうちで一番寒いと言われる大寒を前後に各地で無病息災を祈る行事が行われます。各地でこの寒さを利用した寒天や凍み豆腐が作られるだけあって、やはり屋外は寒い!!
我が家周辺の田んぼでは、2月の初めにかけて行われるどんと焼きの為の大きなタワーがその集落ごとに組まれ、それはそれは見事です。寒々しい景色の中にこの時期だけお目見えする、電柱よりも高く組まれるこのタワーを眺めるのが、この時期私のちょとした楽しみになっています。
ところで、植物の中には、冬葉を落とす落葉と言われるもの、葉を落とさない常緑と言われるものがあります。落葉樹はすでに葉が落ちて枝だけの姿になっていますが、常緑樹は寒い北風にあおられつつも、しっかりとその葉をつけたままです。私の住む房総地区の森にはたくさんの常緑樹があるせいか、森は完全に茶色ではありません。しかし常緑、つまり常に緑と書いても、実は良く見るとそれが決して常に緑って訳ではないんです。
注意して見ると街路樹の足元によくあるツツジの類いも、この時期寒さを感じて赤っぽいような色に変化しているし、中には冬の時期に夏とはがらりと違った色合いになるものもあるので、また夏とは違った見栄えを演出出来るという事にもなるのです。
突然ですが、植物と接していると、日本名で呼ばれているもの、または学名で呼ばれているもの、英語名で呼ばれているものなど様々ある事に気付きます。さらに造園屋さんの中で通称で呼ばれている名前や、地方で呼ばれている名前なども入れると、一体一つの植物にどれだけ名称があるんだ!って事にもなりますよね。学名を理解すれば、それがどの植物の仲間でどんな特性があるかがその中に語られているのは分かってはいるのですが、でも個人的には日本名が一番覚えやすかったりもするのです。皆さんはどうですか?
さて、2011年もスタートし心機一転。私の2011年、庭に関する目標は
01播種適期に播種する事。(仕事が忙しかったからといった言い訳をしない)
02憧れの牧野富太郎植物園に行く。
03もっとたくさんの植物達に会いに行く事。
皆さん年初めの目標は決まりましたか?では、今年もまたどうぞ宜しくお願いします!