びゅうびゅうと吹く強い風に煽られながらも、我が家の庭では例年通りたくさんの春咲き球根たちが、元気よく咲いています。
昨年秋に植えつけた白の八重のアネモネや、黄色やクリーム色のスイセン達。寒いうちから咲いていたクロッカスはそろそろ終わりの様子だし、ヒヤシンスが良い香りをそこら中に振りまき、ムスカリも地面の中からぐぐっと伸び出してきました。冬の間じっと寒さをこらえていたパンジー、ビオラもその成長の勢いは目を見張るものがあります。そこへやわらかい春の日差しが降り注げば、いつまで見ていても飽きません。
そして、先月我が家にやって来たものすごい存在感のルピナス。我が家のそれは紫色でぶどうのようななんとも言えない香りが漂っています。昨年ニュージーランドで出会った野生のルピナスを見て感激!その後種を蒔いたりしたものの、発芽せず。発芽温度を無視した播種時期に問題があるのは分かっているのですが、生産者さんに聞いたら、元来発芽率があまり良い物ではないそう。たくさんのルピナスの花が見たくて種を播いたけど、でも1苗からでも十分たくさんの花を見る事ができる事を今回知りました。ポイントは一番花が終わりかけになったら、思い切ってばっさり切る事。下から次々に新しい花芽が上がってきますよ。
花卉生産者さんの中にも、今回の地震の影響で温室を流されたり、また断水によって丹誠込めて作って来た花に水をやれない人。その中には、花がかわいそうでかわいそうで、川に水を汲みに行って給水を続けた人もいたそうです。 ガソリン不足も連日伝えられましたが、温室で花を育てている方たちが使う燃料、重油が不足している等、花業界でも大きな影響が依然出ている状態です。
3月11日に起こった東北関東大震災では、多くの方が命を落とし、そして多くの方が未だ避難所生活をされています。家族やご親戚をなくされた方には、心よりお悔やみ申し上げます。そして亡くなった方にはご冥福をお祈りします。また、被災された方達が、どうか希望を持ってこれから歩んで行けるよう、心から願っています。
皆さん本格的春はもうすぐそこです。生産者さん達の愛情たっぷりつまった、たくさんの春のお花達が出回り始めています。素敵な花を見かけたら、リビングや玄関にお花を飾りましょう。きっと花達がたくさんの元気をくれる事でしょう。もちろん、経済を元気にする意味も込めて!!