街を歩いていると、紅葉が美しく感じる季節となりました。私は時々登山をするのですが、毎年、山の紅葉する景色を楽しみに出かけます。紅葉といえば、冬に近づくにつれて落ち葉が増えてきますが、掃いても掃いても増える落ち葉に悩まされる人もいるのではないでしょうか。そんな落ち葉ですが、放置するわけにはいきません。落ち葉の掃除をせずに放置していると、暮らしの問題に発展することがあります。そこで、今回は落ち葉を放置したときの問題や掃除、再利用方法についてお伝えいたします。
目次
落ち葉を放置すると起きる問題
落ち葉を放置すると起きる問題を5つまとめました。
美観を損ねる
多少の落ち葉であれば秋らしい風景で素敵ですが、お庭に大量の落ち葉があると、荒れているような印象を与えてしまいます。近隣住民からの印象も下がるかもしれないので、落ち葉が溜まってきたらお手入れをしましょう。
近所迷惑になる
印象だけでなく、落ち葉が風に舞って近隣の家に飛んでしまうと、近所迷惑になりかねません。実は、近隣から飛んでくる落ち葉で悩まされている方は多くいらっしゃるようです。近隣の方とは長い付き合いになることがほとんどです。良い関係性を気づくためにも掃除は大切な作業です。
雨樋、側溝、室外機の詰まり
落ち葉を放置すると、雨樋や側溝などに詰まってしまうことがあります。側溝に詰まってしまった場合、冠水の恐れが出てきます。また、雨樋に落ち葉が溜まると、水漏れや外壁などの腐敗に繋がり、室外機に詰まった場合は、エアコンの運動効率の低下や故障に繋がってしまいます。落ち葉を放置することで、余計な出費が発生してしまう可能性があるので、掃除をする際は雨樋や側溝、室外機をチェックしましょう。
シロアリや害虫などの発生
落ち葉を放置していると、それをエサとする虫たちを寄せ付けてしまいます。その虫のなかにはシロアリも含まれており、建物まで被害が出る可能性があります。シロアリは毒性の強い薬剤を使用しないと駆除がしづらく厄介な存在です。特に建物の近くに落ち葉を溜めないように気を付けましょう。
落葉病
落葉病が原因で落ちた葉は、落葉病の菌を繁殖させてしまう可能性があります。病原菌が繁殖すると、育てている他の植物が枯れてしまうなどの影響を与えてしまう可能性があります。落葉病は、葉の葉脈に仕切られた部分に多角形状の褐色斑点ができる病です。
落ち葉が原因で、暮らしのあらゆる場面で問題に発展してしまいます。そうなる前に、落ち葉の掃除に取り掛かりましょう。
落ち葉掃除のタイミングとコツ
雨が降っているときや降った後は、落ち葉が濡れて湿っており、地面に落ち葉が貼りついてしまい掃除がしづらくなります。また、風が強い日は集めた落ち葉が飛んでしまいます。そのため、地面が乾いていて強風でないときが効率よく掃除ができるタイミングです。
そして、落ち葉掃除をするコツを実体験をもとにまとめました。
ポイント1 落ち葉を振り落とす
落ちそうな葉があれば落としてしまいます。掃除をしている最中に、風の影響で落ち葉がさらに落ちてくると、終わりが見えなくなり、やる気が消失してしまいます。先に落としておくことで、掃除をした後すぐに葉が落ちるということが少なくなるので、掃除の頻度も少なくてすみます。
ポイント2 落ち葉の集める場所
集めた落ち葉が散らばらないよう、風が当たりにくい場所に集めることがポイントです!また、掃除をする範囲の中間の位置など、各方向から掃いても集めやすい場所を選ぶと効率よく掃除ができます。
ポイント3 掃除道具
掃除をする場所によりますが、適材適所に合わせた道具を使用することがポイントです。
コンクリートやアスファルトなどの固い場所を掃除する場合は、竹ほうきが向いています。逆にやわらかい土や芝生などでは、熊手が向いています。熊手のツメは、隙間が広がっているため、土は通り抜けて落ち葉をしっかりキャッチしてくれます。
ほうきの他には、ブロワーが落ち葉掃除では大活躍します!ブロワーは、風の力で落ち葉などを吹き飛ばし、1ヵ所に集めることができる便利なアイテムです。特に砂利の上に溜まった落ち葉は、軽い落ち葉だけを飛ばしてくれるので、最後に落ち葉が集めやすくなります。
なかには、掃除機のように落ち葉などを吸い込むバキュームタイプのものがあります。吸い込むだけで落ち葉を集められるのでとても便利です。
これだけは注意!
集めた落ち葉は、ほとんどの自治体で燃やす行為を禁止としています。火災につながり、また、煙が多く発生し、近所迷惑にもなりますので燃やさないようにしましょう。
落ち葉掃除が難しい場合
落ち葉の量が多かったり、広い範囲に落ち葉が散らばっていたりすると、掃除をするのに時間がかかり、手間がかかります。落ち葉の掃除が難しい場合はプロに任せるのも一つの方法です!
落ち葉の処理と再利用
集めた落ち葉は、自治体によって異なりますが、多くの自治体では「もやすごみ」として出すことができます。少しずつ出したり、自治体のリサイクルセンターに出したりなど、自治体で決められているルールがあるので、ホームページなどを確認して出すようにしましょう。
ゴミとして出す以外では、某フリマサイトで落ち葉を出品している人を見かけたことがあります。形や色がきれいなものは、DIYなどで使える可能性があるので、もしかしたら売れるかもしれません。また、自分でしおりやガーランド、リース、腐葉土を作成することで、落ち葉を再利用することができます。再利用だと環境にも良いですね。興味のある方はぜひ作ってみてください!