ホームガーデン・お庭で過ごすペットと過ごす時間をより快適に、より良くするために【にゃんこ編】

ペットと過ごす時間をより快適に、より良くするために【にゃんこ編】

「おうちで何かペットを飼っていますか?」そうした質問の多くで、「犬または猫を飼っています。」と答える人も少なくないと思います。毎年一般社団法人ペットフード協会が発表している、ぺットの飼育頭数調査「2021年(令和3年)全国犬猫飼育実態調査 結果」が発表によると、犬:約710万頭、猫:約894万頭。1世帯あたりで換算すると5、6世帯に1頭以上を飼育していることになります。 情報引用元:一般社団法人ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査

コロナ禍でペットを含む家族と過ごす時間が増えていることと思います。共に過ごす時間をより快適に、より良くするためにガーデン・お庭づくりのポイントをご紹介します。これからペットを家族に迎えようと思っている方も必見です!今回は【にゃんこ編】です!
※前回の【わんこ編】をご覧になりたい方はこちらをクリック 

猫の特徴・個性について

数年前までは、街中で自由きままに歩く猫の姿をよく見かけましたが、ここ最近は…見かけなくなりました。環境省としても動物愛護の観点から「猫は室内で飼おう!」と提唱していることから、完全室内飼育の家庭がほとんどだと思います。猫は室内で飼おう – 環境省
猫は単独で暮らす動物で家に対してなわばりをもつことにより「猫は家につく」と言われています。家の中で行動が制限されてしまって可哀想…と思わずに室内または住宅敷地内での生活を前提として考えましょう。

性格や身体能力

猫は犬とは違い、種類による体格差はなく一般的な成猫の体重は平均3~5kgです。 身体能力が高い猫は助走なしで自分の体長の約5倍、1.5m〜2mほどは軽々とジャンプできると言われています。 フェンスや塀を登るのはお手のもの、木登りも得意なので屋外へ出入りする際に、急に飛び出して飼い主の想定外の行動をとることは稀ではないので、十分に注意が必要です。

           画像出典元: ねこちゃんホンポ

1日のすごし方

猫の平均睡眠時間は約12〜16時間といわれています。1日の大半を寝て過ごしています。
ネコ科の動物はもともと夜行性ということもありますが、持久力がありませんのでいざ獲物を狙うという時の体力温存、蓄えとして睡眠時間をたっぷり確保します。室内で飼育しているペットとしての猫はもちろんそのような習性はないですが、ダラダラと過ごしているように見えて実は、ネコ科特有の習慣という理解が必要です。

暑さには強く、寒さに弱い

健康的な猫の平均体温は約38~39℃とヒトよりも1.2℃高いです。猫は犬に比べると暑さに強いと言われています。ペットとしての飼育されている猫の起源とされている「リビヤヤマネコ(Wikipedia)」が乾燥した砂漠地帯で生息していることが起因されているようです。夏場でも直射日光が当たるような暑い部屋の中でも昼寝をしているということを聞いたことがあります。ただ、水分が取れない状況にいれば、猫も熱中症にかかってしまうことがあります。一方で
童謡の「ネコはこたつで丸くなる」というフレーズであるように、猫は寒さを感じると丸くなって眠ります。筋肉量が少なく、体内で熱をつくる力も弱めで、寒さを感じやすいといわれていますので、冬の寒さには対策や温度管理には十分に気を配ってあげるようにしましょう。

猫にとって危険な注意すべき植物

ネギ類やナッツ類、乳製品、チョコレート等を食べると危険!ということは犬同様によく知られていますが、室内飼育を基本と考えると観賞用の観葉植物やフラワーアレンジメント等の生花にも注意が必要です。猫は吐き出すために「ネコ草」を食べるように、身近にある観賞用の観葉植物も食べてしまうことがあります。危険な植物を置くこと事態を避けた方がよいですが、難しい場合は猫の行動範囲を理解し、手の届く場所には置かないようにましょう。可愛くじゃれて遊んでいるなと思ったら、食べてしまい、呼吸困難や痙攣・麻痺症状、最悪の場合…死に至る危険もあります。インドアグリーン好きならしっかりとした知識を身につけておく必要があります。誤って口にしてしまったらすぐに動物病院を受診しましょう!「えっこれも危険なの!?」と室内で育ててることを前提とした身近な植物をいくつか紹介させて頂きます。

観葉植物

アイビー
アロエ
カラジウム
サボテン
ストレリチア
スパティフィラム
ポインセチア
ポトス
ディフェンバキア
ドラセナ
クリスマスローズ
シクラメン

フラワーアレンジメント・生花

アジサイ
アネモネ
カラー

チューリップやローズリリーなどのユリ科の植物
ラベンダー

外部 参考サイト:井上動物病院|ペットに危険な植物・毒草図鑑
外部 参考サイト:UCHINOCO|猫が観葉植物を食べるのはなぜ?理由や対策について

室内+アルファで猫にとって快適な居場所を

窓際で寝転がったり、外を眺められる場所をつくって日向ぼっこをしている姿をTVCMでよく目にします。室内+アルファで猫がストレスが溜めずに、自由移動できるような自分の好きな居場所を見つけられるような環境を整えてあげましょう。

縁側やデッキ・テラス 大開口の窓

日本家屋でよく見れた板張りの縁側でゆったり、のんびり日光浴できて人間でもとても心地よいと感じます。現代的な住宅デザインではリビング・ダイニングと段差を設けた縁側空間のような土間スペースがデザインも増えてきました。日光浴は体内で生成されるビタミンDにより、丈夫 な骨や歯を作ったり、自律神経を整えます。健康維持に欠かせない栄養素つくる日向ぼっこは愛猫家曰く「猫は窓辺で光合成」をするのだとか(笑)

▲日本家屋でよくみられた縁側

画像出典元 ネイエ|今本町の家

サンルーム・ガーデンルーム

庭と家とつなぐ役割となるサンルーム・ガーデンルーム。リビングでは場所を取ってしまうキャットタワーを置いたりすれば、専用部屋にすることもできます。夏には温室のような暑さになってしまうので温度調整ができる器具を合わせて設置できればよりよい環境を作れます。

まとめ

私は猫の飼育経験がないので、今回の記事を書くにあたり色々と調べたり、友人・知人に猫の性格や生態を聞いてその存在に興味がわきました。犬の飼育頭数を上回る猫は、元野生の保護猫さんという家族も多いかと思いますが、人とペットの関わり方、暮らし方は時代とともに変化しています。ペットは大切な家族一員です!正しい情報や知識を身につけて環境を整えれば、家族にとって快適で幸せな時間を過ごすことができます。皆さんの参考になれば幸いです。

ライター:LV Canis(エルブイ カニス)

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