ホームエクステリア・外構のお手入れ強風・豪雨対策に最適な商品選びのコツ

強風・豪雨対策に最適な商品選びのコツ

一年を通して、最も憂鬱な季節、梅雨(つゆ)。
お洗濯ものが干せない、乾かない、ジメジメとなんだか気分が滅入る等ちょっとしたことにストレスを感じて、様々なかたちで私たちの生活に支障が出ます。
例年、5月上旬に沖縄・九州地方から梅雨入りする予想で、6月上旬には本州が続々と長雨の季節が到来します。道に水たまりができる程度の雨であればよいですが、最近では人命に関わる局地的な災害級の豪雨も多く発生しています。

ニュースでもよく目にするようになった「記録的短時間大雨情報」。2022年は1年間で過去最多の161回を記録したようです。国立情報学研究所の月別の発表回数によると6~9月に集中し、ちょうど台風発生時期と重なります。そのような自然災害からどのようにして身を守ったらよいか、安心に過ごせるか外構計画、そして商品選びの一例をご紹介します。

情報引用元:気象庁|記録的短時間大雨情報とは
情報引用元:国立情報学研究所|記録的短時間大雨情報データベース

強風・豪雨の被害

雨の強さと降り方の違い

会話の中ではポツポツ、シトシト、ザーザーといろんな擬音を使って雨の降り方が表現でされることが多いのですが、天気予報では1時間あたりの降水量「○○ミリ以上の雨」と字幕表示されます。果たしてどれくらいの雨量なのか皆さんはご存知でしょうか?
気象庁は、雨の強さを降水量に応じて「やや強い雨」「強い雨」「激しい雨」「非常に激しい雨」「猛烈な雨」の5段階に分類しています。雨に加えて風も強まってくると思いもよらぬ被害をもたらすことにつながっていきます。

画像出典元:ウェザーニュース| 大雨のイメージと雨量の関係

風速別の想定される被害

一般的には、平均風速15~20m/sの風が吹くと、歩行者が転倒したり危険があったり傘が破損するといわれています。住宅や外構における被害が想定されるのか、一番怖いのが…飛来物(石や樹木等)が外壁や窓に当たったり、カーポートやフェンスが破損したりと、自宅被害のみならず、近隣住宅や歩行者や走行中の自動車に被害が及ぼす場合もあるので、暴風雨の自然の力の恐ろしさを感じます。
※平均風速とは…気象庁|風について 

画像出典元:tenki.jp| 雨だけじゃない、恐るべき台風の威力!暴風がもたらした台風被害ランキング

備えあれば患いなし!日頃の準備がものを言う

天候が不安定な季節には、毎日の小まめな天気予報のチェックが欠かせません。突如天候が悪化することも多いものです。台風の進路予報は早ければ1週間前から強風・豪雨に備えることができます。日頃の住宅内外の設備点検、補修がとても大切です。特に屋外では記載の通りに様々な飛来物や破損の他に落下防止の固定や室内に移動しましょう。主な対策をご紹介します。

【事前確認の一例】
・住宅破損箇所の確認
・植木鉢を室内へ移動
・跳ね上げ門扉(オーバードア)、伸縮門扉、ガーデンルーム、物置等の施錠確認
・自転車、物干しざお、プロパンガス等飛ばされそうな物の固定  等

画像出典元:政府広報オンライン|暮らしに役立つ情報
情報引用:LIXIL|減災プロジェクト

強風・豪雨の対策商品はどんなものがあるの?

水の侵入を防ぐ

手軽に水災対策ができる、門扉の袖壁に設置する便利な止水板。
フットペダルを踏んでレバーを下ろすだけで、簡単に設置できる水災対策商品です。
とても軽量で取り扱いやすいので、水災時の備えとしても安心です!

画像出典元:マチダコーポレーション|フラッドセーフライト

フェンス・塀

視覚的なデザイン性や高さが重視されがちのフェンスですが、強風の対策として重要視すべきは耐風圧強度です。風速何m/秒までの風に耐えれるかの指標です。建築基準法やJIS基準法では住宅建具(玄関ドア・サッシ)にいては等級が定められています。屋外設置のエクステリア商品については、明確な基準はなくメーカー商品や意匠性によってばらつきがあります。一般的には耐風圧強度風速31~41m/秒相当で製造されいますので、非常に激しい風(平均風速:20~30m/s)であってもびくともしませんが、台風などの自然災害のリスク対策を考慮すると、耐風圧強度風速42m/秒相当の商品を選ぶことが推奨されています。画像出典元:三協アルミ|形材フェンス レジリア

建築基準法でブロック塀が1.2m超(ブロック6段超)の場合には、3.4m以内ごとに控え壁(ひかえかべ)を設置するなどの安全対策を取らなければなりません。 また、高さは最高2.2m(ブロック11段)までとされています。 雨が降るとブロック塀の地盤も不安定になり倒壊の危険性が高まります。既存塀に対して、後付けできる金具製品があるので合わせて検討が必要です。


大林|FITパワー
画像出典元:
石川デザイン企画|ブロック塀工事の倒壊・手抜き工事と台風被害

カーポート

自動車、自転車やバイク等を日光による劣化や雨や風から守るためにカーポートを設置をされることが多いですが、その一方で多方向からの風の影響を受けることによって屋根パネルが飛ばされてしまったり、屋根を支える柱が折れて、自動車押しつぶすような倒壊の危険があります。2本柱よりも4本柱のほうが耐久性も高いことはよく知られていますがフェンス同様に耐風圧強度がどれくらいなのかを知ることは重要です。LIXIL社から発売のカーポートSWは業界最高水準の耐風圧強度風速46m/秒相当大型台風のような驚異的な風にも負けない商品もあります。商品によってはオプションでサポート柱(着脱式・固定式)や屋根材ホルダー、母屋補強材もあるので合わせて検討してみましょう。

画像出典元:
LIXIL|カーポートSW

まとめ

「備えあれば患いなし!」いつ何時訪れるかわからない自然災害による強風・豪雨対策をすることで大切な家を、家族を守ることができます。参考になれば幸いです。
ライター:LV Canis(エルブイ カニス)

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