上半期も終了し、7月になって暑さも増してきました。この暑い時期に注意したいのが台風やゲリラ豪雨などの自然災害。近年、線状降水帯の発生などで急激な大雨が降ることが増えました。土嚢を積んだり窓ガラスにテープを貼ったり建物側の対策に意識がいってしまいがちですが、住宅のエクステリアにおいても災害に備えた対策が必要不可欠です。エクステリア商品は外にあるものなので豪雨や強風の影響を強く受けます。台風や大雨が降る前にメンテナンスをしておくことで被害を最小限に抑えられます。具体的にどのような対策が必要か紹介します。
雨樋
雨樋に落ち葉などが詰まっていると雨水が流れずあふれ出る恐れがあります。家の雨樋はもちろんのこと、カーポートやテラスの雨樋もメンテナンスが必要です。大雨の予報が出ている場合は、雨樋の詰まりを取り除き、被害を抑えましょう。
オーニング / シェード
画像引用元:株式会社HEAL THE GARDEN
シェードとオーニング、どちらも日除け効果のあるアイテムですが、防水性がない場合は雨漏りする可能性があります。また、防水性があっても水の重さに耐えきれなくなったり、強風で破損してしまったりすることがあります。台風や豪雨前に収納して破損しないように対策を取りましょう。
カーポート
画像引用元:リアガーデン
片側支持タイプの場合、耐雪・耐風強度を向上させるためのサポート柱が取り付けられます。サポート柱をお持ちの場合は、台風が来る前に設置しましょう。サポート柱は後から工事することができます。オプション商品のため、気になる方はカーポートを取り付けたお店へ相談してください。
門扉
画像引用元:YKK AP株式会社
強風時に施錠をしていない場合、扉が勝手に開き、門扉が風にあおられ破損してしまう可能性があります。また、扉が勢いよく開き、人に当たってケガをしてしまう恐れがあります。台風などの強風がくる前に扉が勝手に開かないよう、落し受けに落とし棒を落として施錠し、扉の破損やケガがないように対策をしましょう。
跳ね上げ門扉(オーバードア)
画像引用元:魔法の庭ティエラ (丸石株式会社)
台風のときに跳ね上げ門扉の扉を上げたままにしていると強風にあおられて扉が動いてしまい、ケガや車の破損につながる恐れがあります。台風が近づく前に扉をおろしてロックし、固定して対策しましょう。
伸縮門扉
画像引用元:三協アルミ
伸縮門扉を開いたままにしていると、風にあおられて車に当たってしまったり、ケガや破損につながったりする恐れがあります。台風などの強風がくる前に、扉をたたんで柱と扉をロープなどで固定したり、落し受けに落とし棒を落としたりして対策をしましょう。
ポスト / 宅配ボックス
大雨のときに中に郵便物が入っていると、ポスト内部に水が浸入して濡れる恐れがあります。事前に中身を取り出して置き、また蓋をしっかり閉じるようにしておきましょう。
野外に置いている物
物干しや植木鉢、自転車や子どもの遊び道具など、外に物を置いていると倒れて物が壊れたり、飛ばされたりする可能性があります。強風の予想が出ているときは、しっかり固定をして物が飛ばないように対策するか、風が当たりにくい場所へ一時的に移動しておくことで被害を最小限に防ぐことができます。
自然災害からエクステリア商品を守る様々な方法を挙げてきました。カーポートのサポート柱の取り付け方や門扉のロックなど、商品ごとに扱い方が異なるので、取扱説明書などで確認をし、すぐに対応できるようにしておくと慌てずに対策がとれます。自然災害が起きる前に対策をして被害を最小限に抑えましょう。
ライター:Naaya