ホームエクステリア・外構工事駐車場の計画で気を付けたいこと

駐車場の計画で気を付けたいこと

近所を歩いているとカーポートの下には自転車や三輪車が駐輪されていて、車はカーポートのない場所に駐車されているのを時々見かけます。せっかくカーポートがあるなら、カーポートの下に車を駐車したいはず。駐車場を計画する際にどのようなことに気を付けるべきか、また、カーポートやガレージの必要性について紹介します。

駐車スペース

駐車スペースを確保する上で気を付けたいポイントを紹介します。

車の台数

所有している車の台数や来客の駐車スペース、将来的に車が増える可能性を踏まえてスペースの確保が必要です。また、車種によって車のサイズが異なります。いま所有している車にあわせてスペースを確保すると、将来的に車を買い替える際に制限ができてしまうので将来を見据えてスペースを確保しましょう。

車以外に置くもの


画像引用元:有限会社創園社

駐車スペースにアウトドア用品や洗車グッズ、タイヤなどを保管したり、バイクや自転車などを停めたりと車以外のものを駐車スペース付近に置く場合があります。そのような計画をしている場合は、それらの場所の確保が必要です。また、将来的に電気自動車を検討されている場合も充電設備が配置できるかチェックしておきましょう。

前面道路幅と障害物

旗竿地の外構計画について紹介した際にも記載しましたが、前面道路の幅が狭かったり、電柱などの障害物があったりすると車の出入りがしづらくなります。また、前面道路が急な坂になっている場合、敷地との高低差があるとバンパーがこすれて車を傷つけてしまう恐れがあります。駐車スペースを確保する際は周囲環境の確認が大切です。

旗竿地の外構計画の記事はこちら

建物までの動線


画像引用元:ファミリー庭園株式会社 大阪店

駐車スペースと建物までの動線が遠かったり複雑だったりすると使いづらさを感じてしまいます。特に雨の日や重い荷物を運ぶとき、ケガをしているときは少しでも短い距離で家に入りたいですよね。建物と駐車スペースの動線は行き来しやすい動線がおすすめです。

カーポート / ガレージ

近年、ゲリラ豪雨によって雹が車に当たって車が凹んだりガラスが割れたりといった被害を耳にするようになりました。カーポートやガレージを設置すれば、雹だけでなく、雨風や雪、黄砂、花粉などから車を守ってくれます。また、太陽による車の色褪せや夏場の車内が高温になるのを防ぐことができます。雨や雪の日は乗り降りがしやすくなるなど設置するメリットがたくさんあります。

カーポート

カーポートは屋根と柱を使った構造です。屋根と柱だけと聞くと至ってシンプルに聞こえますが、種類は豊富にあります。

屋根の素材

カーポートの屋根素材には様々な種類があり、それぞれに異なる特徴があります。よく使用されている素材のひとつが「ポリカーボネート板」です。透明性があり、紫外線対策や耐衝撃性に優れているといった特徴があります。透明性があるため、自然光を通し、カーポートの屋根の下を明るく保つことができます。また、紫外線をカットすることで、車の色褪せ等を防ぎ、車を守ることができます。ポリカーボネート板にさらに機能をプラスしたものが「熱線遮断ポリカーボネート板」と「熱線吸収ポリカーボネート板」です。熱線遮断はその名の通り、熱を通さない分、車内温度の上昇を抑えられます。ただし、カーポートの下が暗くなりやすいです。反対に熱線吸収ポリカーボネート板は熱線を吸収するため、屋根の下も涼しく保つことができ、車内温度の上昇を抑えられます。その他に「スチール折板(ガルバリウム)」や「アルミ板」がカーポートの屋根に使用されています。いずれも直射日光をカットする素材です。スチール折板は風や豪雪にも耐えられる丈夫な素材のため、積雪地に適しています。

柱の位置

カーポートの柱の位置は商品によって様々です。左右や片側だけに柱があるタイプもあれば、後ろや中央に柱があるタイプのカーポートもあります。


画像引用元:ファミリー庭園株式会社 奈良店

こちらは後ろに柱があるタイプのカーポートです。柱の位置を気にせずに車の出し入れができます。また、玄関への動線にも邪魔にならないようにと工夫されています。


画像引用元:アウテリアタイガー株式会社

こちらは梁延長されたカーポートです。延長した梁の先の柱には、ガラスマテリアルで華やかさがあります。また、インターフォンが取り付けされて門柱としての役割も担っています。

耐積雪量


画像引用元:気象庁

一般的なカーポートの耐積雪荷重性能は「積雪20cmです。そのため、積雪20cmを超える前に雪下ろしが必要となります。気象庁が発表しているデータを見てみると、日本海側では雪が多く降るということが分かります。お住まいの地域によって積雪量は異なるため、その地域にあったカーポート選びが重要です。ただし、同じ積雪量でも水分を含んだ雪は重くなりますので、少し余裕をもって選ぶのが安心です。

オプション


画像引用元:エクステリアパーク コンパス

カーポートには商品によってオプションが選べます。サポート柱や側面パネル、照明や物干しの竿掛けなど様々です。サポート柱はカーポートの補強ができ、側面パネルは雨風の吹込み防止や目隠しになるなどオプションを付けることでカーポートの機能がアップします。

ガレージ


画像引用元:株式会社ガレージライフ GARAGE LIFE CO.,LTD-GARAGE LIFE IS YOUR SMILE.-

ガレージはカーポートと異なり、屋根と3方向以上の壁で囲まれている構造でスペースを大きく取ります。最近では車の窃盗事件のニュースをよく見かけますが、ガレージの魅力的なところは車の盗難防止や雨風の侵入を防げるところです。シャッターがあるので車を守ることができます。また、タイヤや工具の収納などとしても使用ができます。ガレージは条件によって家屋とみなされ固定資産税がかかるので、その点を考慮しておきましょう。

いかがでしたでしょうか。駐車場の計画で気を付けたいポイントを紹介しました。皆さんの駐車場計画の参考になれば幸いです。

ライター:Naaya

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