10月~秋草の季節

我が家の庭も気付けば6年が経ち、だいぶ繁茂してきました。庭作りを始めた当初の写真と見比べると、随分育ったなーと感心します。持論ですが、作ったばかりの庭が落ち着くのに約3年と私は言うのですが、皆さんはどう思いますか?最近思う事はさらに3年経ち6年たつと、繁茂しすぎて植えなければ良かったと反省するものや、大々的な切り詰め選択作業が必要になる時期に突入するんじゃないかな〜?と改めて思う今日この頃です。と言って私の頭に浮かぶのは繁茂しすぎたワイヤープランツなのですが・・・。
庭作りは時間が経ってみないとそれが成功だったのか、失敗だったのか分からない事が本当にたくさんあります。
まだまだ日々勉強。常に失敗と挑戦の日々です。

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我が家では恒例の緑のカーテンが順調に育ちつつあります。植えっぱなしのオカワカメはすでにネットの上に達していい感じに成長中。昨年のハヤトウリに変わって今年試しているのが、パッションフルーツ。やっと窓の高さにまで伸びてきたようです。花はトケイソウそのものだし、何と言っても南国フルーツが自宅で収穫できるって魅力的だと思いませんか?
もちろん、種から蒔いた夕顔も順調に育っていますよ。ゴーヤも良いけど、色々なつる植物で緑のカーテンにトライするのも、また楽しいですね。

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最近躍起になっているのが、挿し穂作り。梅雨明け前の湿気のあるこの時期、挿し穂をするにはとても良い季節なんです。アジサイに始まり、コリウス、インパチェンス、ダリアまで色々挿して増やしては楽しんでいます。それにしも小さな枝から一つの株が出来るって、何だかお得だし達成感があります。しかし、こんなに取った挿し穂、一体どこに植えるんでしょう?種を蒔きすぎてはその植え場所に困り、挿し穂を増やしすぎてはどこへ植えるか困る。もう少し先を見据えて程々に出来ると良いんですが、この増やすという行為。なかなか面白くてやめられません。

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花が盛りのラベンダーでポプリを作ったり、マロウティーの為にマロウの花を乾燥させたり、梅雨の晴れ間を狙って日々作業に大忙し。ああ今日摘んだら、ポプリにはちょうど良いけど仕事の納期があるから、あと数日そのまま待ってくれればなあ・・・。そんな私の都合に花たちが合わせてくれるはずもありません。ついつい自分勝手な妄想をしてしまう私なのでした・・・。

profile

  • 武蔵野美術大学卒業後、造園会社に勤務、多くの庭づくりに携わる。
    現在は拠点を房総に移し、イラストレーター、ガーデンデザイナーとして活動中。
  • 著書「トカイナカに暮らす」(草土出版)
  • 本人サイト
  • NAOMIGARDEN

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