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桜の咲く季節になりました。都内に住んでいる時の桜のイメージと言えば、やはりお花見。絶好の場所にシートを広げれば、みんなで桜を眺めながらお酒やおいしい料理をつつくのが毎年の楽しみでした。里山の広がるプチ田舎に越して来て驚いたのが、山に現れる山桜のきれいな事。桜と言えばやはり並木沿いや公園のソメイヨシノと思っていた私の考えも、最近は桜イコール山桜になりつつあります。山の新緑を目前にして繰り広げられる、あちこちに現れる様々なピンクの桜たち。それはそれはきれいで、うっとりします。もちろん、並木沿いや川沿い、公園を一面ピンクにする薄ピンクの景色も大好きなのですが、この山に現れるピンクのカーペットもなかなかおすすめですよ。

そしてそろそろ咲き始める我が家のチューリップ。やっと莟が上がってきました。今年の球根植栽スペースのテーマカラーは元気な黄色とシックなチョコレートカラー。選んだのはフラッシュバックという黄色の百合咲きチューリップとガボタという黄色とブラウンのミックスカラー。それにワインレッドのビオラを併せて植えています。チューリップは様々な品種や咲き方、高さも色々あるので、色や形の組み合わせ、咲く時期や高さバランスなど好みによって色々遊べるから、本当に大好きな植物です。

ところで話は戻りますが、山に桜を見に山へ行くと必ずその足元に生えているのがタチツボスミレです。スミレを見つけると、たいていがこの種類なのですが、これをみると今年こそ素敵な香りを嗅いでみせると頭に浮かぶのが、ニオイタチツボスミレの存在。タチツボスミレに混じってちらほら見かける事ができます。毎年のようにその素敵な匂いを嗅ごうと努力するのですが、どうにも分からないのです。山歩きをする友人に言わせると素敵なお姉さんの香り。もとからある鼻のアレルギーが影響しているのか、もしくはニオイタチツボスミレが分からないように出来た人間なのか定かではありませんが、ここ３年程毎年トライしているのにも関わらず、いつの間にかスミレの季節が終わるというのを繰り返しています。

よーし今年こそとリベンジを誓う私です。